木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚』//読書記録

本の紹介

タイトル:閻魔堂沙羅の推理奇譚

作者  :木元哉多    (きもと かなた)

出版社 :講談社

発売日 :2018年3月22日

本の長さ:文庫本・352ページ

 

個人的情報

おすすめ評価・星5  ★★★★★

読了日・2024年09月13日

所持形態:電子書籍

 

 

 

あらすじ:

☆☆【2020年秋】NHK総合よるドラにて、TVドラマ化!☆☆

謎を解けば、あなたは生き返る
――どこからでも読める珠玉のミステリシリーズ!

☆☆☆

第55回メフィスト賞、受賞作!!

「犯人がわからない? あなたは地獄行きね」

死者復活を賭けた推理ゲーム!

俺を殺した犯人は誰だ? 現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘――沙羅。赤いマントをまとった美少女は、生き返りたいという人間の願いに応じて、あるゲームを持ちかける。自分の命を奪った殺人犯を推理することができれば蘇り、わからなければ地獄行き。犯人特定の鍵は、死ぬ直前の僅かな記憶と己の頭脳のみ。生と死を賭けた霊界の推理ゲームが幕を開ける――。

 

引用:

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(木元 哉多):講談社タイガ|講談社BOOK倶楽部

 

該当作品

ブクログ

booklog.jp

 

感想:

第55回のメフィスト賞 受賞作。短編集。

自分はいったいどうして死んだのか、なぜ死んでしまったのか。

死んでしまった先で、閻魔大王の娘・沙羅に出会う。

色々あって謎が解ければ特別に生き返らせてもらえることになる。

閻魔大王の娘・沙羅は言うには「今あなたが知っている情報だけで真相にたどり着くことができます。」と。制限時間は【10分間

見事原因を推理し推察し正解することができるのか…

正解すれば生き返り 不正解なら地獄行き、命運分ける霊界での推理ゲーム。

 

読者も作中のヒントから(霊界に行く前のパートでの状況だったり、人物関係、背景だったり)犯人はだれかを推理、推測できるのも面白い作品。

沙羅の辛辣な言葉や、キャラクター性に、ポンポン進む物語、すらすらと読み進めることできる。

 

登場人物がなんやかんやで死んでしまうまでの経緯

閻魔大王の娘・沙羅に出会うシーン

推理、推察するパート

答え合わせなり、その後の話

といった形式の1話完結がこの書籍では4作入っている。

どの作品も面白かった。

 

閻魔堂沙羅の推理奇譚は、シリーズ化していて、

現在7冊発売されている。シリーズ全作 読んでみたい。

2020年秋にはドラマも放送されていたらしいので

見る機会があれば見てみたい思う。